一連の大雨で、熊本県内では男女4人の死亡が確認されたほか、熊本市東区の会社員、森下尚治さん(60代)の安否が現在も分かっていません。
また県によりますと、全壊や半壊、一部破損、床下・床上浸水を含めた住宅の被害は
合わせて8443棟で、5年前の7月豪雨の被害件数をすでに上回っています。
(令和2年7月豪雨 住家被害確定値7414棟)
商工業や観光業、交通関係の被害額は約280億円。
公共土木施設の被害額は約559億円。
農林水産業関連の被害額は約799億円で、今後さらに膨らむ可能性があります。
こうした中、下益城郡美里町では今週月曜日から仮設住宅の建設が始まりました。
県によりますと、一連の大雨被害を受けた仮設住宅の建設は美里町が初めてで、町内2カ所に6戸を建設予定。
県ではみなし仮設住宅への入居も含めて今後も被災した地域と連携し、仮設住宅の建設などについて協議を進めていくとしています。