上益城郡山都町で9月6日と7日に『矢部の八朔祭』が開かれ、祭りの呼び物である大造り物の引き廻しが行われました。
約260年の歴史がある伝統の『八朔祭』は、五穀豊穣を願って毎年9月の第一土曜日と日曜日に山都町の浜町商店街一帯で開かれています。
呼び物である『大造り物』は、商店街や高校生などの団体が竹や杉、ススキなど自然の材料を使って造ったものです。
代々受け継がれてきた技術を駆使し、今年の世相や庶民の願望などを表現しています。
ことしは10基の『大造り物』が通りを練り歩いたほか、参加者が各国の首脳に扮するなどして、見物客を喜ばせていました。