島根県出雲市で、中学校の特別支援学級の生徒たちが、障害者も参加できるよう工夫されたスポーツを体験しました。
島根県で開かれる2030年の「全国障害者スポーツ大会」の盛り上げにつなげます。
出雲市の浜山公園で開かれた体験会には、松江市や出雲市の特別支援学校や中学校の特別支援学級の生徒約110人が参加しました。
9月11日はグループに分かれて、5つの競技を体験します。
競技のひとつ「フライングディスク」では、プラスチックでできた「ディスク=円盤」を5メートル先にあるリングをめがけて投げ、通過した数を競います。
最初は苦戦した生徒たちもコツをつかむと、次々とディスクを通していきました。
生徒:
入れるのは難しいし、投げて遠くにいくのが面白かった。
一方、野球場でサッカーボールを蹴っています。
「フットソフトボール」はソフトボールのルールを基本に、ピッチャーの投球をバットの代わりに足で蹴り返し、ダイヤモンドを回って帰ってくると得点になります。
生徒たちはボールを蹴って、全力疾走。
協力しながらチームプレーを楽しみました。
生徒:
楽しかったです。
全スポ準備室障害者スポーツ推進コーディネーター・佐藤真司さん:
今日体験してもらっている競技は全スポ特有の競技なので、ぜひ学校にかえって授業でやっていただきたい。
県は、11日の体験が5年後の『島根かみあり全スポ』で、多くの生徒たちが選手やサポーターとして関わるきっかけになればと期待しています。