市議会による不信任の議決を受け、伊東市の田久保眞紀 市長が議会を解散したことをついて、中島弘道 前議長は「多くの市民も納得のいくものではない」と怒りをあらわにしました。
伊東市の田久保眞紀 市長は自身の学歴詐称問題をめぐり、市議会から不信任の議決を受け、9月11日までに議会を解散しなければ、自動的に失職することになっています。
こうした中、9月10日午前10時に中島弘道 議長と青木敬博 副議長のもとを訪れた田久保市長は、中島議長に議会の解散を通知する書面を手渡しました。
ただ、今回の不信任の議決は政策的な対立によるものではなく、田久保市長自身に起因することから、市議会を解散したことに中島前議長は「市長は議会の解散を取りました。大義なき解散に本当に怒りしかありません。多くの市民も納得のいくものではないと思います」と怒りを滲ませた上で、「市政の停滞がこのまま続き、市民には引き続き心配と迷惑をかけることとなります。私たちは伊東の明るい未来のためにこれからも戦い続けたいと思います」と述べています。
また、青木前副議長は2026年度の当初予算編成に遅れが生じる可能性があることに懸念を示し「6万4000人の市民生活よりも、みなさんが汗水流した4500万円というお金を使って選挙を行うことで、市民ファーストよりも自分ファーストという印象です」と切り捨てました。