9月13日土曜日に庄原市で行われる、「光と音のほしぞらシンフォニー」で予定されているドローンショーの裏側に密着です。

ドローンショーが行われるということで向かったのは、関西国際空港を一望できる大阪府泉南市の泉南ロングパーク。

(テレビ新広島(TSS)中西敦子アナウンサー)
ドローンを持った方がいる。よろしくお願いします。
(ドローンショー・ジャパン 赤井弘夢さん)
はい。よろしくお願いします。

案内してくれるのは、ドローンショー・ジャパンの赤井さん。

(中西アナ)
このドローンが夜空に舞い上がっていくっていうことですかね?
(赤井さん)
はい。
(中西アナ)
なんかUFOみたいですね。これは、特別なドローンなんですか?
(赤井さん)
そうですね、ドローンショーの専用機体になりますので、LEDを搭載していて光るようになってます。

今月、庄原市の国営備北丘陵公園で開催される、「光と音のほしぞらシンフォニー」でも、幻想的なドローンショーを手がけます。

さらに「ひろしま満点ママ!!」もスペシャルコラボ!夜空に浮かび上がるのが…。

(中西アナ)
こちら「タッフィーちゃん」が描かれるんですよね?
(赤井さん)
はい。
(中西アナ)
本当に、ドローンショーで表現できるのかっていうのが、すごい疑問なんですけど?
(赤井さん)
はい、そうですね。まあ、こういった「カバ」とかは意外と…。
(中西アナ)
「カバ」って言っちゃいけない笑!これ、実はロバなんです笑!
(ふたり)
笑笑
(中西アナ)
結構、難しそうじゃないですか。細かいし…。「(ひろしま)の『ま』」とか大変じゃないですか。
(赤井さん)
多分、大変だと思います。
(中西アナ)
そうですよね!特に「グインっ」という(黄色の)カーブも?これも1個1個ドローンで?
(赤井さん)
そうですね。
(中西アナ)
すごい難しそうですね?
(赤井さん)
機体数が決まっている中で、うまく表現するように作っております。

すでにアニメーションは完成しているとのことで、私だけ1足先に見せていただきました。

(ドローンショー・ジャパン アニメーター 東川武司さん)
さっきの画像を、ドローンショーで「ドット絵」にすると、このような形になります。
(中西アナ)
うぁ~!ちゃんと「タッフィーちゃん」ですね。文字も「ひろしま満点ママ!!」って分かります。これ1つ1つの「ドット」がドローンということでそうですか?
(東川さん)
そうです!
(中西アナ)
この「タッフィーちゃん」をこう描くにあたって、すごく難しかったポイントとかありますか?
(東川さん)
この輪っかと、この「マッフィーちゃん」…。
(中西アナ)
「タッフィーちゃん」ですぅ!笑
もう、「マッフィーちゃん」でいいです!笑
「カバのマッフィー!」笑

このアニメーションをもとに、LEDのついた専用ドローンを使って夜空に描くのですが、表現できる色はなんと…

(赤井さん)
1,600万色以上。理論的には出せます!
(中西アナ)
へぇ~!1,600万色、表現できるドローンって、すごくないですか?じゃあもう自由自在ですね。
(赤井さん)
そうですね!
(中西アナ)
なんでも描ける?
(赤井さん)
はい!

そして、今回夜空を彩るドローンの数は…

(中西アナ)
うぁ~!並びましたね!すごい迫力ですね!奥の方までズラッと…。なんかかっこいいですね!本当に圧巻ですね!

その数、なんと500機!
これだけの数のドローンを操縦するとなると、たくさんの機材やパイロットが必要かと思いきや…。

(中西アナ)
ここで、ドローンをコントロールする作業を行っているっていうことですか?
(赤井さん)
はい。
(中西アナ)
この数を2台のパソコンで?
(赤井さん)
500機が通信して、あそこに(パソコンに)データが出ているので、不具合の機体がないかをチェックしています。

ドローンは、位置や速度、ライトの色まで、全て専用のソフトで事前にプログラミングされた自動飛行。セッティングから本番中は、2台のパソコンでリアルタイムに監視し、必要に応じて細かい調整を加えていきます。

機体のチェックとともにもう1つ欠かせないのが天候のチェック。こちらも風速機などを使って、本番直前まで細心の注意を払います。

(赤井さん)
平均風速がありまして、5メートル以上になってくると、ドローンショーができなくなります。
(中西アナ)
じゃあ、ちょっとでも天気が悪いとちょっと危ない??
(赤井さん)
そうですね。
(中西アナ)
結構シビア。でも大丈夫です!私、晴れ女なので!
(赤井さん)
よかったです。
(中西アナ)
庄原(13日)も絶対晴らします。任してください。

本番まで残り1時間。チェックも最終段階に入り、ドローンが指示通りに光を放つか、色や動きを1つ1つ確認していきます。

(赤井さん)
あっ、今、再起動しましたね。エンジン1回抜いて。電波がうまくつながらなかったりっていうのがあって、今ちょっと頑張ってるような状況ですね。

再起動をかけても治らない機体は、予備機と交換。時間ギリギリまで調整が続きます。

(中西アナ)
さあ、ではいよいよすべてのチェックが終わりましたね。
(赤井さん)
はい、終わりました。
(中西アナ)
もう後は、飛び立つのを待つだけですね。うわー、ワクワクしますね。
(赤井さん)
これでもやっぱり飛ぶまでは、気持ちはちょっとドキドキですね。やっぱり、一機でも欠けないようにお客さんに見ていただきたいんで。
(中西アナ)
いや、すごい!やっぱりプロの世界ですね。

そしてついに本番!

(中西アナ)
飛びましたね!500機のドローンが!すごい鮮やか!
文字がグラデーションになってますね。

ドローンが次の動きを始めました。
もちろん、このショーは文字を描くだけではありません。

(中西アナ)
お花が咲いて…。2人の人がいる。すごい!こんな細かいお花もドローンで描けるんですね!

(中西アナ)
すごいハテナが空に浮いてる。あっ!回ってる!

今度はリンゴだ!かじったところまで!すごい!

ドローンショーはおよそ15分で終了。
花火大会の開幕を大いに盛り上げました。

(中西アナ)
本当に感動しました!すごかったです!
(赤井さん)
無事に花火を続けることができてよかったなと思います。
(中西アナ)
今日みたいな感じで、(13日は国営備北丘陵公園で)「タッフィー」が描かれるってことですよね。ものすごい楽しみです!期待しています!

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