自民党の木原誠二選対委員長が7日の「日曜報道 THE PRIME」に出演し、参院選敗北の責任から「私はまな板の上の鯉」だと述べ、総裁選前倒しを要求する書面は提出しない意向を明らかにした。
8日に総裁選前倒しの意思確認が行われることを巡り、木原氏は、「きっかけは参院選の敗北だ。私は選挙の責任者である選対委員長だったわけだから『まな板の上の鯉』だと思う」と述べた。
また、「私自身が、良いとか悪いとか言うのは、ちょっと『天に唾する』ことかと思う」とも述べ、8日に前倒し要求の書面の提出をするか問われると「考えていない」と明言した。
一方、石破首相の進退を巡り木原氏は、「2日の両院議員総会で、首相自身が『しかるべき時にきちんとした決断をする』と述べている。首相の言葉は非常に重たいものがある。見極めることが重要だ」と語った。
そして、「しかるべき時」の具体的な時期については、「景気対策、トランプ関税などの論点に一定程度の道筋つけてという趣旨だと思っている。そんなに『いつまでも』とはならないだろう」との見方を示し、「しっかり見守るのも国会議員の責任だと思う」と述べた。