中国による台湾武力侵攻への懸念が高まる中、防衛省は南西防衛の強化のため、地発型の12式地対艦ミサイル能力向上型を、当初の配備計画を前倒しして2025年度と26年度に熊本県・健軍駐屯地の第5地対艦ミサイル連隊に配備すると発表した。
26年3月の配備を予定している。
また、27年度には静岡県・富士駐屯地の特科教導連隊に配備することも発表した。
さらに、艦発型は改修後の護衛艦「てるづき」(母港は横須賀)で、空発型は茨城県・百里基地に配備予定のFー2能力向上型で、それぞれ27年度に前倒しして運用開始する。
射程約1000kmの地発型12式地対艦ミサイル能力向上型は、去年10月に第1次発射試験を実施し、今年10月に第2次発射試験を実施する予定だが、開発の進捗状況を踏まえ、当初計画を前倒しして配備可能と判断したという。
一方、島しょ防衛高速滑空弾については、去年8月から今年1月まで第1次発射試験を実施し、今年6月から8月には最終試験をアメリカで完了しており、静岡県・富士駐屯地に所在する特科教導隊に来年3月頃に配備して運用開始を前倒しすると発表した。
また、来年度には北海道・上富良野駐屯地と宮崎県・えびの駐屯地に、島しょ防衛用高速滑空弾を運用する部隊を新編・配備する予定ともしている。