徳島市でカメラが捉えた事故の瞬間。
目撃者は「雷が落ちたみたいな大きい音が聞こえて、外を出たら…」と当時を振り返ります。
電柱のそばで止まっている車。
歩道には車の部品のようなものが転がり、車は助手席側のドアが外れかかっています。
すると次の瞬間、ガタガタと音を立てて急発進。
最後は「ドン!」と鈍い音を立てて再び停止しました。
目撃者は「見にいった方と話したら、年配の方だと言っていた」と話しています。
別の角度から事故を記録したドライブレコーダー映像があります。
左前方に暴走する前の車がいます。
事故現場を通過し、赤信号で停止したその時でした、大破した車が歩道に乗り上げながらこちらに迫ってきます。
映像には「動いたぞ…動いてる!こっちに来るんやけど…怖い!怖い!怖い!やばい!やばい!」という音声も記録されていました。
車は電柱に衝突し、間一髪、衝突は避けられましたが、目撃者は「逃げるのに必死で心臓バクバクだった」と話します。
当時、何が起きていたのでしょうか。
事故の原因は明らかになっていませんが、交通事故鑑定人・中島博史氏は「事故という予想外の緊急事態に遭ったところで、1つのことしか考えられなくなった状況。ただ、車が壊れているので、まっすぐ走れずにぶつかったという状況じゃないかと」と分析しています。