岩手県八幡平市では、人口減少などの課題を踏まえ将来を見据えたまちづくりに取り組んでいます。
その一つ、にぎわいを生み出す地域として整備が進むJR大更駅周辺を訪ねました。

八幡平市のJR大更駅の西口に、2026年春のオープンをめざし整備が進む新拠点があります。子育て支援・移住の促進・観光案内など様々な機能を合わせ持つ複合施設、愛称は「8テラス」です。
地元・大更に住む田村充さんが考案しました。

愛称を考案した 田村充さん
「誰にでも親しみやすいような愛称と思い、『8テラス』という愛称を考えた。数字にした理由は、誰にでも分かりやすく親しみやすいように。テラスは人が集まる場所という意味、八幡平市の未来を明るく照らす場所になってほしい」

8テラスは1階がカフェなどを中心とした「まち」と市民がつながるスペース、2階は屋根付き公園を中心とした子育て支援のエリア、3階には図書エリアや岩手山を望むテラスなどが入り、利用者が使いやすいよう構成されています。

JR大更駅の東口側は、2018年に新駅舎と東西自由通路が完成した頃から再開発が本格化しました。

八幡平市立病院などが整備され、西口側と一体となった駅周辺の開発を目指しています。

地元住民からは「病院が近くにあって便利」「区画整備されて新しくなり、感じが変わった」といった声が聞かれます。

再開発前の大更駅周辺は生活道路が狭く、歩行者の安全確保が難しい状況でした。
また商業施設・公共施設なども少なく、地域住民の交流の場も限られていました。

Q:大更駅周辺の再開発事業は、どのようなきっかけで行われたのでしょうか。

八幡平市 佐々木孝弘市長
「8テラスだけではなく周辺一帯を整備して、にぎわいを取り戻そうとスタートした。集う人が店舗を利用し相乗効果を上げて、駅前として特徴があり人が集えるような商店街を目指していきたい」

にぎわいの創出に必要な商業地域の活性化。
「お好み焼き つどい」は、市の助成金を活用し2025年5月に商業用地に第1号として移転オープンしました。

駅前再開発のため先陣を切った「お好み焼き つどい」の味は、移転後も地域の人に愛されています。

八幡平市商工観光課 三浦拓さん
「(JR大更駅前に)人通りが増えたのかなというところと、客観的に店を利用していて、若い人が入ってきて明るい店になったと思う。率先して店を建てて、新しい人通りができたと思う。次の2店目・3店目を経営する方が出てくると、さらに大更駅前が活性化しにぎわいが生まれる」

全国各地で人口減少や高齢化による地域の衰退が問題となるなか、JR大更駅周辺の再開発に期待を寄せる人がいます。

協同組合大更商店街事務局長 佐藤進さん
「私は商売人ですので、お客さんがたくさん来てほしい。人がたくさん集まってほしい。人が集まれば色々なアイデアが生まれる。住んでいる人だけでなく、交流を求めて会いに来たり見に来る、そんな施設(8テラス)ができるので、すごく期待しています」

八幡平市の核となる地域として期待されているJR大更駅周辺は、「8テラス」を拠点に、にぎわい作りを目指して開発が進められています。

岩手めんこいテレビ
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