国民民主党は27日、両院議員総会を開き、7月の参院選について、「薄氷の勝利」などとする総括を取りまとめた。
総括では、改選議席の4倍を超える17議席を獲得した選挙結果について、「実態としては『薄氷の勝利』である」と明記。「衆院選以来の『風』を何とか維持できた結果であり、地力がついた結果と過信してはならない」と、引き締めを図っている。
さらに、「自民党が当初の劣勢をある程度挽回し、地力を見せた側面もある」と指摘し、「地域のリアルなつながりが依然として重要であることに変わりなく、リアルとネット双方の『ドブ板』を展開していく必要がある」と訴えている。
そして、次の衆院選については、今秋にも行われる可能性があるとの見方を示した上で、予算を伴う法案や内閣不信任決議案を単独で提出できる51議席を目指し、積極的に候補者を擁立していく方針を明記した。
各都道府県に最低1人は候補者を擁立し、全国に受け皿を作り、比例票は今回の参院選から2割増の「900万票」を目指すとしている。