市街地での猟銃使用を可能とする改正法が9月に施行されるのを前に岩手県盛岡市が8月25日に具体的な対応策を明らかにしました。

盛岡市は25日の市議会全員協議会でクマへの新たな対応について説明しました。

クマを巡っては市街地などに出没した際、市町村の判断で猟銃を発砲することを可能とする改正法が9月1日施行されることになっています。

盛岡市ではこれに合わせ、クマが市街地に出没した際の現行のマニュアルを改訂し、住民の避難誘導や通行制限など安全確保の措置を定めることにしています。

また猟銃の使用については猟友会の推薦を受けたハンターに委託し、万が一の物損やけがに備えて市が保険に加入するということです。

市は制度の適切な実施に向け県や警察との協力体制を構築する方針です。

盛岡市 小林敬環境部長
「出没情報などの適時発信も合わせて市民の安全確保を最優先に関係機関と連携しながら対応を進めていく」

市はこの対応に必要な費用54万円を盛り込んだ補正予算案を9月の議会に提出します。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。