国内屈指の金が産出される地域として文化庁が日本遺産「みちのくGOLD浪漫」に認定する自治体に、7月に岩手県大船渡市が追加されました。
8月25日はこれを祝う式典が開かれました。
日本遺産とは地域の歴史的な魅力を通じて日本の文化を発信するストーリーを文化庁が認定する取り組みで、このうち2019年に認定された「みちのくGOLD浪漫」は、平泉の黄金文化を支えたとされる産金地帯の宮城県涌谷町から陸前高田市までの6つの市と町で構成されていました。
これに加えて大船渡市は70年前まで今出山金山で採掘が続けられるなど、豊富な鉱山資源に歴史的な価値があると評価され、7月に追加認定が決まりました。
25日は「みちのくGOLD浪漫」の会長である涌谷町の遠藤町長から大船渡市の渕上市長に認定証が手渡され、さらに出席者がテープカットをして追加認定を祝いました。
大船渡市 渕上清市長
「市民運動が中心となって今日に至った。この認定をきっかけに連携をとって広範囲で元気な地域にしていくということに努めていきたい」
日本遺産は現在(2025年8月)全国で105のストーリーが認定されています。