新米の概算金に関する話題です。概算金とは、JAなどの集荷業者が、コメを集荷する前に農家に支払うお金で、新米の販売価格にも影響します。
宮崎県内の早場米の概算金は去年より高くなっていて、全国の米どころと比較しても高い水準となっています。
関係者によりますと、7月25日までに出荷された県内の早場米の概算金は、一等米でコシヒカリ60キロ当たり3万2600円でした。
JAみやざきは、概算金を公表していませんが、UMKの取材に対し、「今年の早場米の概算金は去年提示したものよりも増額している」「生産コストが増えている状況で、農家が再生産できる価格を確保するため」とコメントしました。
一方、コメの主要産地である新潟県。
8月19日、「JA全農にいがた」は、各JAに支払う概算金を公表しました。
それによると、60キロあたり一等米一般コシヒカリが3万円、魚沼産コシヒカリが3万2500円となっています。コメの生産に関心が高まる中、JA全農にいがたは、今回初めて概算金を公表。
その額は過去最高だということです。
県内の早場米の概算金は、全国の米どころと比較しても高い水準となっています。
県内では、9月末から普通期米の流通が始まります。
JAみやざきでは、9月中旬までに農家に対し、普通期米の概算金を提示する予定だということです。