秋の味覚の便り。宮崎県内有数のクリの産地、日之影町で特産の「高千穂ひのかげくり」の出荷が始まった。
集出荷場で出荷の準備

日之影町にあるJAみやざきの集出荷場では、日之影町や高千穂町から持ち込まれた特産の「高千穂ひのかげくり」約300キロが選果機にかけられ、大きさごとに分けられ箱詰めされていた。

「高千穂ひのかげくり」は生産農家や機械により厳選されたクリだが、2025年は天候に恵まれ、より品質の良いクリが期待されるということだ。

箱詰めされたクリの多くは主に栗きんとんなどの加工用として愛知県の市場を通して、岐阜県中津川市の老舗和菓子店に引き取られるという。

また、一部は宮崎県内にも出荷される。

JA宮崎高千穂地区本部 農産指導係 梅田隆成さん:
今年は天候に恵まれ、順調に生育しています。おいしいクリができましたので、ぜひご賞味ください。

「高千穂ひのかげくり」の出荷は10月上旬まで続き、今シーズンは約75トンの出荷を見込んでいる。
(テレビ宮崎)