愛媛県松山市の水がめ・石手川ダムは11日までの2日間で、平年の8月の総雨量に匹敵する雨が降ったため、12日午前10時時点の貯水率が98.0%まで回復し、9日から始まった取水制限は12日正午で解除されます。松山市も減圧給水など渇水対策の中止を決めました。
松山地方気象台によりますと、松山市では10日と11日の2日間で、平年の8月1カ月の総雨量に匹敵する103.5ミリの雨が降りました。
このため松山市の石手川ダムの貯水率は、12日午前10時時点で98.0%になり、取水制限が始まった9日午前0時時点の74.7%から大幅に回復しました。
松山河川国道事務所によりますと、この状況を受けて石手川渇水調整協議会が12日に開かれ、取水制限を12日正午に解除することを決めました。9日から始まった今回の取水制限では家庭用の水道は5.0%、農業用水は20.0%、かんがい用水は5.0%取水をカットされています。
また松山市のもう一つの水源の地下水も、南高井の観測ポイントで12日午前0時時点、地表から水面までの距離が2.04メートルと、平年値より0.52メートル上回るまで回復。松山市公営企業局も減圧給水などの渇水対策を、12日正午から中止します。
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