7月の記録的な小雨により貯水率が50%を下回っていた各地のダムでは、先週から続く雨により貯水率の回復がみられますが、一部では依然、50%を下回る厳しい状況が続いています。
記録的な少雨となった先月。
富山県内では、農業用のダムや洪水対策のダムあわせて15箇所で貯水率が50%を下回り取水制限などが行われていました。
先週7日から続く雨で、一時、貯水率が過去最も低い60%にまで落ち込んだ小矢部市の子撫川ダムは100%に、また、立山町の白岩川ダムで50%から100%に、上市町の上市川第一ダムで67%など回復がみられています。
一方で富山市八尾の室牧ダムの貯水率は現在も22%。
南砺市境川ダムでは51%と平年の貯水率を大きく下回る状況が続いています。
ダムの管理事務所によりますとダムのある県南西部の山あいではあまり雨が降っていないため貯水率の回復には至っていないということです。