イギリス海軍最大の軍艦、空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が、12日朝、神奈川県・横須賀基地に入港しました。
イギリス海軍の空母が日本に寄港するのは、2021年の同型空母「クィーン・エリザベス」以来です。
イギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」は、12日午前8時前、甲板上にF-35Bステルス戦闘機を搭載して、横須賀港に姿を現しました。
「プリンス・オブ・ウェールズ」はアメリカ海軍の空母にはない反り返った甲板、2つの艦橋などが特徴で、イギリス海軍の駆逐艦「ドーントレス」や、ノルウェー海軍のフリゲート「ロアール・アムンセン」とともに日本に到着しました。
ノルウェー海軍の軍艦が日本に寄港するのは、今回が初めてとされています。
「プリンス・オブ・ウェールズ」は、今年4月にイギリスを出発、ノルウェーやスペイン、ポルトガル、カナダなどの軍艦と「CSG(Carrier Strike Group=空母打撃群)25」艦隊を構成し、インド洋や南太平洋で各国との演習を行ってきました。
「プリンス・オブ・ウェールズ」は満載排水量6万8000トンの巨艦で、横須賀では、普段アメリカ海軍の空母「ジョージ・ワシントン」が使用している12号岸壁に接岸しています。
ジュリア・ロングボトム駐日イギリス大使は「プリンス・オブ・ウェールズ」の東京寄港について、「安全で繁栄したインド太平洋地域を支援するというイギリスの強いコミットメントを明確に示すものであり、日本とのパートナーシップの深さを象徴しています」とコメントしています。
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