大分県内では10日夜、線状降水帯が発生しました。
猛烈な雨が降った日田市では警戒レベル5の緊急安全確保が引き続き出されています。
県の西部では10日夜、線状降水帯が発生し、日田市ではこの地点の観測史上最大となる1時間に117ミリの猛烈な雨が降りました。
11日昼現在、日田市で1万731世帯2万3260人に、警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されています。
また、土砂災害警戒情報が中津市や由布市などあわせて7市町村に発表されています。
県によりますと、11日午前7時時点で、県内ではあわせて78世帯135人が避難したということです。
大分地方気象台によりますと、県内では線状降水帯発生の恐れは低くなったということですが、昼過ぎにかけても西部を中心に激しい雨が見込まれるということです。
引き続き、土砂災害などに警戒が必要です。
◆TOS梅田雄一郎記者
「JR大分駅の中にあるみどりの窓口です。窓口の外まで行列ができています」
お盆休みと重なった今回の雨。
帰省や旅行などで多くの人が利用する交通機関に影響が出ています。
JRでは日豊本線の大分と博多を結ぶ特急「ソニック」で一部の便が運休となったほか、久大本線と豊肥本線では始発から運転を見合わせる区間が生じています。
◆中津へ向かう予定の人
「初盆のお参りに行くはずだったけど、帰りの列車がないから切符のキャンセルに来た」
「やっと切符が取れたと思ったらこんな雨で」
高速バスでも大分と福岡を結ぶ便などが始発から運行を見合わせています。
また、高速道路では大分道で通行止め区間があります。