10日夜に線状降水帯が発生し、猛烈な雨が降った大分県内。
10日夜の午後7時半ごろの大分県日田市内です。滝のように打ち付ける雨が降っていました。
また、道路は冠水し、車が通るたびに水しぶきが。
大分地方気象台によりますと、10日夜、県の西部では線状降水帯が発生しました。
日田市三本松ではこの地点の観測史上最大となる1時間に117ミリの猛烈な雨が降りました。
今月8日夜からの降り始めからの雨量は日田市三本松で308ミリ、玖珠で260.5となり、いずれの地点も平年の8月の1か月分を上回っています。
こうした大雨により、日田市では10日夜から11日午後3時まで1万世帯あまりの約2万3000人を対象に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令され、命を守る行動が呼びかけられました。
◆TOS刀祢優月記者
「別府市役所前、近くの工事現場から出た土や砂利が道にあふれ、道路をふさいでいる。現在撤去作業が行われている」
また、別府市でも雨による影響がありました。
10日夜、市役所近くでは道路に大量の土砂が流れ込みました。
撤去作業のため、約400メートルにわたって、道路は一時、全面通行止めとなりました。