アメリカのグランドキャニオンで山火事が発生し、まもなく1カ月となりますが現在も火災の勢いは止まらず、現場周辺では巨大な雲が発生しています。
この雲は「火災積雲」と呼ばれるもので地面が強烈に熱せられることで発生し高さ数千メートルに及ぶ例もあります。
グランドキャニオンでは先月初旬に落雷から山火事が発生し、これまでに426平方キロメートル、東京23区の7割近くの面積が燃えました。
現場周辺では湿度が10%近くと極端に低く、強い風が吹いていることから消火活動は難航しており、アリゾナ州当局によりますと鎮火できたのは9%に留まっているとのことです。
現場では煙による健康被害が懸念されており、アリゾナ州は地元住民や観光客に注意を呼びかけています。