アメリカのラトニック商務長官は30日、武力衝突の停戦を仲介したタイとカンボジア両国と、新たに貿易合意を結んだと明らかにしました。
ラトニック長官はFOXニュースに出演し、アメリカなどの仲介で停戦合意をしたタイとカンボジアの武力衝突について、「トランプ大統領が、週末を通して紛争を解決した」と成果を訴えました。
そのうえで、「戦闘が続く限り、いずれの国とも取引しない」とするトランプ氏の方針のもと、両国と関税交渉で合意に達したとしています。
タイとカンボジアには来月1日からそれぞれ36%の関税が課される予定でしたが、今回の合意を受け、新たな税率などの詳細は明らかにされていません。
また、ラトニック氏は韓国との関税合意についてSNSで、自動車への関税は「相互関税と同様に15%となる」と投稿したほか、半導体と医薬品の分野別関税に関しては、「他の国よりも不利な扱いを受けることはない」と強調しています。