順調に元気を取り戻していくポッキーくんだが、ひとつ問題が。保護から半年間、いろいろな治療法を試しても、骨がむき出しになった左手は完治しなかったのだ。
そのままだと感染症にかかって命の危険もあったため、獣医師の意見を仰いだ上で、2019年11月、左手を切断することに。

手術は無事に成功し、ポッキーくんは生き生きとした表情を見せるようになったそうだ。
「(左手を残せないかと)手術をためらっていたのですが、見違えるように元気になりました。今思うと手術前は、痛かったんだなと。決断してよかったと思っています」
【猫関連のお勧め記事はこちらから】
(イチゴ農園の危機を解決した“かぎしっぽ猫”コタローの活躍)
(多頭飼育の崩壊から助けられた「めい」が青果店の“猫店長”になるまで)
(猫飼いならおもわず「あるある」?ゆる~くお届けする猫の観察漫画)
連れていったサロンで人気者に
sayakaさんは保護してから、左手の消毒や包帯の交換をこまめにするため、ポッキーくんをサロンに連れていっていたという。

天真らんまんな性格で、人見知りもしないポッキーくんは、お客さんやスタッフの間でかわいいと話題に。手術が終わり、家で過ごすようになると…。
「(周りの人たちから)『きょうはいないの?』『会いたい』と毎日のように言われました」

近くの方が様子を見守りやすいため、サロンの営業時間中は店で自由に過ごしてもらうことに。sayakaさんのバッグに入り、一緒に“出勤”するようになったそうだ。