7月20日に投票が行われた参議院議員選挙は同日午後8時に投票が締め切られ、静岡県選挙区(定数2)では出口調査の結果などから国民民主党の榛葉賀津也 幹事長が5回目の当選を確実なものとしている。
終始安定した戦いぶりで5回目の当選へ
国民民主党では計41人を擁立したこともあって、新人候補を中心に応援演説のため全国を飛び回った榛葉幹事長。
このため、公示後に自身の選挙区に入ることができたのはわずか4回だったが、2024年の衆議院議員選挙で躍進した党の幹事長として高い知名度を生かし、序盤から終盤に至るまで終始、本人不在を感じさせない盤石の選挙戦を展開した。

榛葉幹事長は2回目の当選を果たした2007年の参院選で82万3184票を獲得していて、今回の選挙では18年前に匹敵する、ないしは上回る得票が見込まれている。
趣味は“玉木雄一郎”を公言 これまでの歩み
榛葉幹事長は1967年4月25日生まれの58歳。
高校卒業後は国内の大学に進学することなく渡米。
アメリカではオハイオ州のオタバイン大学(Otterbein University)で政治学を専攻し学士号を得ると、今度はイスラエルへと渡った。
現地では同世代の若者が兵役に就き、命を落としていく姿を目の当たりにし、日本人として自分自身が何をすべきか自問自答すると同時に政治の重要性を肌で感じ、政治家になることを志したという。

2001年の参院選で初当選を果たすと、前述の経歴から中東問題を中心とする外交や防衛が得意分野と自認する通り旧民主党政権下では防衛副大臣や外務副大臣を歴任し、現在の国民民主党の結党以来、5年近く幹事長として党を支えている。
※FNN=フジニュースネットワークでは静岡県内90カ所の投票所で出口調査を実施。投票を済ませた有権者に「投票先」や「支持政党」などを聞き取ったもので実際の開票結果とは異なる。
(テレビ静岡)