韓国国防省は、3日夜に北朝鮮から南北の軍事境界線を越えて韓国に入った男性の身柄を確保したと明らかにしました。
男性は亡命目的で脱北したとみられます。
韓国国防省によりますと、男性は3日午前3時から午前4時ごろ軍事境界線一帯を流れる浅い河川で韓国軍の監視装備により発見されたということです。
発見後、韓国軍が男性の動きの追跡・監視を続け、3日夜に接触。
韓国側へ案内することを告げると自ら付いてきたということで、亡命目的で脱北したものとみられます。北朝鮮は現在、軍事境界線一帯で鉄柵や防壁を補強するなど警戒を強めていますが、男性が通ってきた場所には障害物は無く北朝鮮側の動きも無かったということです。
南北の軍事境界線では2024年8月にも北朝鮮兵1人が徒歩で越境しています。