6月18日に岩手県北上市の住宅のニワトリ小屋にクマが現れ、ニワトリ1羽を食べられる被害がありました。
また19日朝、付近の住宅では同じ個体とみられるクマにクルミを食べられていて、警察と市が注意を呼びかけています。

18日午後7時過ぎ、北上市和賀町の80歳の男性の住宅の敷地内で、ニワトリ小屋の近くを歩いているクマを住民が目撃し警察に通報しました。

三倉茉裕子アナウンサー
「被害があった小屋には羽毛が散乱していて、襲ったクマの荒々しさが感じられます」

警察と市の職員が駆け付けたところ、小屋の木製の扉が壊れた状態で、中を見るとクマがニワトリ1羽を食べていたということです。

クマはその後20分ほどとどまっていましたが、市の職員が花火で大きな音を鳴らしたところ北側にある林に逃げて行きました。

また19日午前5時40分ごろには、18日の現場から西に1kmほど離れた住宅の敷地内の小屋で住民がクマと遭遇しました。

クマは置いてあったクルミを食べて立ち去ったということです。

どちらの住宅でも人への被害はありませんでした。
目撃されたクマは、ともに体長1mほどの成獣とみられています。

警察と市では同じ個体とみて付近をパトロールしていて、住民に警戒するよう呼びかけています。

岩手めんこいテレビ
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