テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが解説するコーナー。今回は「命を守る2つの地図」についてお伝えする。
11日午前、台風1号が発生した。大陸に進んだ後は勢力を落とし、来週月曜日までに熱帯低気圧に変わる予想。宮崎への影響はそこまでないのではないかと見ている。この先、台風そして大雨シーズンとなる。今回は「命を守る2つの地図」=「ハザードマップ」と「キキクル」についてお伝えする。
ハザードマップは「災害の予言書」

「ハザードマップ」は、「災害の予言書」とも言われている。岡山県では7年前の2018年7月、平成に入って最多の犠牲者が出た水害と言われる「西日本豪雨」が発生した。

岡山県倉敷市のハザードマップ、浸水想定区域を見ると、洪水が発生した場合、浸水が10m以上になると予想されている所が濃い紫色で示されている。実際の浸水範囲を並べてみると、ハザードマップとほぼ一致していることがわかる。これが「災害の予言書」とも言われる理由だ。

宮崎市内のハザードマップを確認すると、UMKテレビ宮崎がある場所は浸水想定区域が3m未満となっている。今一度、ご自宅周辺のこのハザードマップを確認していただきたい。市役所などで紙のものを配布しているほか、ホームページなどでも確認することができる。
12日も雨が強まりそう

ここで「宮崎弁DEてげてげ天気予報」のコーナー、10回目は「西都市」編。面積が広い宮崎県では、同じ県内でも言葉が若干違う。古山予報士自身の勉強のための挑戦でもあり、26市町村制覇を「あいうえお順」で目指している
「あしたも雨が ついいごたるから あぶねぇとこには 近づきなんなよ~」
翻訳すると…
「あしたも雨が強まるみたいだから 危ないところには 近づいちゃダメだよ~」
これまでの雨で地盤が緩んでいる恐れもあるので、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要だ。
新たな熱帯低気圧が発生

12日の予想天気図を見ると、台湾付近に熱帯低気圧のマークが見える。これも梅雨前線を刺激する材料となりそうだ。
(テレビ宮崎)