岡山市は岡山城と岡山後楽園を結ぶ「月見橋」の塗り替え工事について、市民らの投票結果を踏まえてブラック系に塗り替えると発表しました。
岡山城と岡山後楽園を結ぶ「月見橋」は歩行者専用の鉄橋で、点検で塗装の剥がれやさびが確認されたことに伴い、17年ぶりに塗り替えが行われることになりました。
市は、塗り替える色を決めるのに当たり、現在のグレー系を含む6色の候補から市民らに選んでもらおうと、インターネットで投票を受け付けました。4月8日から5月7日までの投票期間中に、2632人が投票し、漆黒の岡山城天守閣と合っているなどとして「ブラック系」が最も多い908票を獲得しました。
2番目に多かったのは「レッド系」で、サッカーJ1で活躍するファジアーノ岡山を応援する気持ちを込めたという人も多かったということです。
(岡山市 大森雅夫市長)
「一つの意味をもって色を選定しているのはきめ細かい対応で、私は全体としてはプラスに働く」
橋の塗り替えは、総事業費約4億5000万円をかけて行われ、2025年12月に着工し、2026年度末に完了する予定です。岡山市は、周辺の景観と調和した一体感を感じてもらい、岡山の魅力を発信したいとしています。