ノートについた「シミ」の取り方

ノートにコーヒーなどをこぼしてしまったときも、リカバリーできるという。

「コーヒーや紅茶、しょうゆなどの水性のシミは、意外にもキレイに取ることができます」

コーヒーのシミがガッツリついてしまったノートを…(画像提供:大栗紙工)
コーヒーのシミがガッツリついてしまったノートを…(画像提供:大栗紙工)

やり方は、洗濯物のシミ抜きとほとんど変わらないそう。

「洗面器に水を張り漂白剤を入れ、汚れた部分を浸して振り洗いをしましょう。当社の実験では、洗面器3分の1の水にカビ取りスプレー15プッシュほどを混ぜました。シミが落ちたら、真水で同様に振り洗いを行います」

汚れた部分を漂白剤を入れた水に浸けて振り洗いする(画像提供:大栗紙工)
汚れた部分を漂白剤を入れた水に浸けて振り洗いする(画像提供:大栗紙工)

シミが落ちたら、濡れたノートの解決法と同じ工程で冷凍・乾燥を行おう。うっすらとシミが残る可能性はあるが、ほぼキレイな状態に戻せるそう。

これくらいまでキレイに落ちた(画像提供:大栗紙工)
これくらいまでキレイに落ちた(画像提供:大栗紙工)

ただし、シミと一緒に水性ボールペンで書いたものも消えてしまうため、消したくないものがある場合はシミ抜きをしないほうがいいだろう。

「油性のシミも落とせないことはないですが、漂白剤で洗う時間が長くなるとノートを傷めてしまうので、あまりおすすめしません。意外と、味噌汁のシミも取りづらいです」

1ページだけシミができてしまったら…?(画像提供:大栗紙工)
1ページだけシミができてしまったら…?(画像提供:大栗紙工)

油性のシミがついてしまった場合や1ページだけシミができてしまった場合は、手間やノートへの負荷を考えると、あえて残すという方法もアリだ。

こんなふうにアレンジすれば素敵な思い出に(画像提供:大栗紙工)
こんなふうにアレンジすれば素敵な思い出に(画像提供:大栗紙工)

「シミを生かして落書きしたり模様と捉えたりすると味が出て、ノートに愛着が湧いてくるものです。ハプニングも楽しみながら、ノートを大切にしてほしいですね」