「最近、保護犬や猫のハードルが高いという話を聞きます。しかし、ショップだろうと譲渡会だろうと、成犬・子犬であっても、飼いやすい、飼いにくいに違いはありません」
人間と同じように犬や猫も「100匹いたら100通りの性格がある」。初めて犬や猫を飼おうと考えている人こそ、tamtamさんは「保護犬・猫は、私たちのようなサポートがあるのでオススメです」と話す。
「まず私たちが一緒に生活をしているので、その子の性格などを把握しています。いろいろな対処の方法やアドバイスも可能です。私たち保護活動者が願っているのは、“終生幸せでいてくれること”です。私たちのような何かあったら相談できる相手がいるのは、飼い主の方からすると心強いと思います」
tamtamさんは「私も正直、新しい子を一時預かりする際に自信がなかったり、悩んだりすることもあります。もちろん、いろいろ悩んでその結果、飼わないと選択することも動物愛護だと私は考えています」と付け加える。

保護された犬や猫に家庭的な環境を提供し、新しい飼い主へとつなぐ活動に、日々まい進するtamtamさんの同シリーズの本は、「アニマルドネーション」への寄付や小学校へ寄贈する活動も行われている。