与党が目指す予算案の年度内成立まであと4日。
27日の国会では、石破首相は自身の「発言」等について釈明したが、立憲民主党の辻元代表代行から厳しい追及を受けた。
立憲・辻元氏「審議してる予算は無力なのか」
与党が目指す予算案の年度内成立まであと4日。
27日の国会は、石破首相の陳謝から始まった。

石破首相:
私の発言によって参院予算委員会の審議中にご心配、ご迷惑をかける形になったことを申し訳なく思います。

石破首相が謝ったのは、物価高対応も盛り込んだ予算案の審議中に、新たな物価高対策を行う考えを示したことについて。

石破首相は「新たな予算措置を打ち出すことを申し上げたものではない」と釈明したが、立憲民主党の辻元代表代行から厳しい追及を受けた。

立憲・辻元代表代行:
それだったら、今審議してる予算は強力じゃなくて無力なのかと。予算委員会の最中に提案して予算修正すればいいんじゃないかと。

石破首相:
これは、ベストの予算として審議をお願いし、成立を期したいと思います。
(発言は)食品の高騰、あるいは燃料費の高騰等々について、適切な対応をとっていくと申し上げた。

立憲・辻元代表代行:
この米価高騰対策、10万円の商品券を配ったから、強力な物価対策、“お米券”でも配るのかと思いました。

「10万円商品券問題」をチクリと批判した辻元氏の質問に、石破首相は少しキョトンとしたようなリアクションを見せる。

立憲・辻元代表代行:
私ね、支持率が10ポイントも下がっちゃってね、予算終わったらいろいろやらなくちゃと、相当焦って迷走しているように見えるんです。総理本当に大丈夫かと思うんですよ。
首相「真摯に反省、平身低頭」
さらに、辻元氏から、引き上げを撤回した高額療養費問題での対応について、関係者からの意見を全く聞いてこなかったのではと質問されるとこう答えた。

石破首相:
十分に聞いてこなかった。一切と言われると、それはいろいろ…。

立憲・辻元代表代行:
言い訳やめて。反省 お詫び 平身低頭!
石破首相:
いやいや言い訳じゃなくて…全く聞いてなかったということではございませんが、いずれにせよ、そういうご批判をいただいていることにつきましては、真摯に反省しお詫び申し上げます。平身低頭します。

立憲・辻元代表代行:
平身低頭するとおっしゃたのに、二度とこういうことはしませんね。

石破首相:
いたしません。
立憲・辻元代表代行:
よっしゃ~!
予算案の年度内成立をめぐって、与野党の攻防が続く国会。
与党側は、28日の委員会と本会議での採決を提案したが、野党側は承諾せず、28日も交渉することになった。
(「イット!」 3月27日放送)