26日に会見を開いた兵庫県の斎藤知事。
記者から繰り返し受けた質問は…。

この記事の画像(10枚)

記者:
パワハラがあったと認めるのか、認めないのか?

兵庫・斎藤元彦知事:
第三者委員会としてのパワハラの認定についてについては…認めていきたい

自身の“パワハラ”をはじめて認め、謝罪した。

同じやりとりが繰り返されたのち、ようやく…

元県民局長による斎藤知事のパワハラなどの告発文を調査していた第三者委員会に、机をたたいて職員を叱責した行為など10件をパワハラと認定された斎藤知事。

第三者委はさらに、斎藤知事が告発文を”嘘八百”として公益通報にあたるかどうかの調査を待たずに告発者探しをし、元県民局長を懲戒処分したことについて、違法であり不適切と認定した。

自らが設置した第三者委による調査結果について、見解を示すことになった斎藤知事。

兵庫・斎藤元彦知事:
第三者委員会としてのパワハラに該当するという指摘については、私自身も“真摯に受け止めたい”と。職員に対しましては、改めてお詫びと謝罪を申し上げたいと思います。

職員へのお詫びと謝罪をした一方、パワハラがあったのかについては、“真摯に受け止める”との表現を繰り返した。

記者:
パワハラはあったんでしょうか、なかったんでしょうか。

兵庫・斎藤元彦知事:
認定されたことは“真摯に受け止め”なければならない。

記者:
(パワハラを)ある程度お認めになる?

兵庫・斎藤元彦知事:
“真摯に受け止めていく”と。

こうしたやりとりが何度も繰り返されたのち、ついに…

記者:
認めるのか、認めないのか、どちらでしょうか?

兵庫・斎藤元彦知事:
第三者委員会としてのパワハラの認定についてについては…認めていきたいと。

一方、第三者委が「違法で不適切」と認定した告発文への対応と懲戒処分については…。

兵庫・斎藤元彦知事:
この違法性の認定については、専門家でも意見が分かれているというところです。第三者委員会の指摘を“真摯に受け止めます”けど、今回の対応については適切だったという認識に変わりはない。

記者:
嘘八百、公務員失格という言葉について、この発言についての撤回は?

兵庫・斎藤元彦知事:
報告書の指摘も、“真摯に受け止めたい”と思います。

元県民局長の処分の撤回について否定。

そして、自信の進退を問われると…。

記者:
“進退”に関わる問題ではないとの認識か?

兵庫・斎藤元彦知事:
重く受け止めなければならない。ハラスメント研修であるとか、いろんなことを改善して県政を前に進めていくのが私の果たすべき責任。

同じ回答を繰り返した。
(「イット!」 3月26日放送より)