栃木・宇都宮市で2月、顔を覆った不審な男が車を盗もうとする様子がカメラに捉えられた。男が車のエンジンをかけたことでドライブレコーダーが作動。男は慌ててカメラを取り外すも、男の容貌が保険会社のサーバーに自動保存されていたという。盗まれたのは約400万円のSUVで、5年前にようやく手に入れた愛車だった。
ドライブレコーダーがバッチリ記録
栃木・宇都宮市で2月23日午前5時過ぎに撮影されたのは、車に乗り込んだ不審な男。

男は頭にヘッドライトを装着し、鼻と口を覆い目元だけを出している。実はこの男の正体は車ドロボーだ。
男が車を走らせた瞬間、ドライブレコーダーが作動し、その姿が撮影されたのだ。

「録画を開始します」という音声に慌てた男はキョロキョロと周囲を見渡し、目の前のドライブレコーダーに気づくと強引に取り外し、映像はそこで途切れてしまった。
数時間後、家の車がなくなっていることに気付いた持ち主は、すぐに警察へ通報した。

被害者:
えっ!?ていうのが一番で。まさか、自分が盗まれるっていう感覚はなかった。
エンジンをかけたと同時に録画がスタートして、そのデータが保険屋さんのサーバーの方に保存される。
車はなくなっていたが、データが自動送信されていたことで犯行の様子が判明した。
思い出のSUVが…被害者怒り
今回狙われた車は国産のSUVで、価格は約400万円だ。

“一生に一度は乗りたい”と憧れた車種だったそうで、5年前にようやく購入したものだったという。
被害者:
財産だけでなく、思い出とか思い入れとか、そういうものも全部奪われて。本当にどういう神経してるのかな。
被害者は、警察に被害届を提出したという。
(「イット!」 3月17日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(10枚)