発酵時間が短く、いつでも焼き立てのパンが食べられるのが魅力の「米粉パン」。

基本の作り方を知ることで、いろいろなレシピに対応できるはず。

SNSで手軽に作ることができるレシピを発信している、鈴木あつこさんの著書『まるめてふっくら!魔法の米粉パン』(扶桑社)から、基本の作り方とその流れを踏襲して作ることができる「くるみパン」の作り方、そしておいしく食べるコツと保存法を一部抜粋・再編集して紹介する。

米粉パン作り、基本の流れ6つ

この本で紹介する米粉パンの作り方は、どれもだいたい同じ。大まかな流れがわかっていれば、作業もスムーズです。

『魔法の米粉パン』(扶桑社)より
『魔法の米粉パン』(扶桑社)より
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<1>混ぜる
粉類を1分ほどしっかり混ぜたら、水分や油分を加えてさらに4~5分よく混ぜる。そのあと、パンによっては具材を混ぜ込む。
◎発酵をスムーズに進めるため、水分は37℃前後に温めて加える。電子レンジを使うと便利

<2>分割
スケッパーを使い、ボウルの中や作業台の上で生地を分割する。目分量で分割してもいいが、重さを量りながら等分すると焼き上がりの形がそろってきれい。

<3>成形
手に油をつけて、生地をまとめるように10回ほどにぎったら、両手でキャッチボールして空気を抜き、手のひらでコロコロと転がしてまるめる。

1個につき1分かけて表面をつるぴかに。このあと、具材を包んだり、伸ばして巻いたりするパンもある。

『魔法の米粉パン』(扶桑社)より
『魔法の米粉パン』(扶桑社)より

<4>発酵
クッキングシートを敷いた天板に生地を並べ、ふんわりとラップをして濡れ布巾をかけ、オーブンの発酵機能を使って40℃で10~15分発酵させる。その後、取り出してオーブンを予熱。
◎発酵機能がない場合、ボウルに50℃前後の湯を張って天板をのせてもOK。

<5>仕上げ&焼く
オーブンの予熱が終わったら、クープ(切り込み)を入れたり、バターや油を塗ったりとパンごとに仕上げをし、オーブンでレシピどおりの時間で焼く。

<6>完成