明日からあなたもおうちで本格イタリアンを作ることができるかもしれない。
イタリア・ナポリ出身の夫と結婚後、「これまでのイタリアンへのイメージが覆った」と衝撃を受けた、おうちイタリア料理家のありのママさん。家庭で作るイタリア料理のハードルを下げたいと2024年からインスタグラムなどで発信する、2児のママだ。
その衝撃を受けた料理の一つが「ジェノベーゼ」。この言葉からはイメージできるのは、「緑色をしたパスタ」だが、ナポリでは異なるそうだ。
驚きの体験談と、特別な材料や調味料は不要で、本場の味をおうちでも作ることができる「ジェノベーゼ」のレシピを教えてもらった。
ジェノベーゼは茶色?
クルーズ船の乗務員をしていたありのママさんは、乗務員時代にナポリ出身の夫と出会い、日本で結婚。その後コロナ禍になり、故郷に帰ることができず、母国の味を恋しがる夫のために、マンマ(義母)に電話してレシピを伝授してもらったという。
そのときに聞いたレシピの数々が、ありのママさんとイタリア料理を身近にした。
そして、「ジェノベーゼって緑じゃないの?」と驚きの体験をしたのが、その後、子どもたちを連れてイタリアへ行き、夫の父親とレストランで注文したとき。
「私の子どもたちは子どもにしては珍しくジェノベーゼが好きなのです。レストランでジェノベーゼを頼んで、お義父さんも同じメニューで『いいチョイスだね!』と話したりして、子どもも喜んでいたら、店員さんが持ってきたのが茶色のパスタ!お義父さんは普通にしているのですが、私は理解が追いつかず、言葉が伝わらなかったのかなぁ…とショックを受けました」