中国では旧正月を祝う『春節』に伴う大型連休が1月28日から2月4日まで続いた。この間、新潟県内のスキー場には中国のほか、旧正月を祝う国々から多くの観光客が訪れていて、外国語によるスキーレッスンも開かれていた。外国人観光客でにぎわう湯沢町のスキー場を取材した。
利用客の約半分は外国人!“旧正月”でスキー場にぎわう
中国では旧正月・春節に伴う大型連休が1月28日にスタートし、新潟県湯沢町にあるスキー場・ガーラ湯沢には中国だけでなく、旧正月を祝う国々からの観光客が多く訪れていた。

ガーラ湯沢の営業戦略部・米山浩一さんは「タイ・台湾・インドネシアの方が多いが、中国の方も伸びてきている。外国人については新型コロナ前か、それを超えるのではないか」と現状を説明した。
中国政府が春節の前後を含めた40日間、飛行機などで移動する人が過去最多の延べ90億人になるとの予測を発表するなど、人の移動が活発になる旧正月。
ガーラ湯沢は、新幹線の駅と直結しているなどアクセスの良さも外国人観光客に人気で、利用客全体の半分ほどを外国人が占めているという。

大型連休で9日間、日本に滞在するというインドネシアからの観光客グループは「まず札幌に行って、新潟に来て、これから大阪に行く。自分の国では雪は降らないから、今とても楽しんでいる」と話した。
英語・中国語に対応!外国人向けスキーレッスンも
外国人観光客が多く訪れるガーラ湯沢では、外国語でのスキーレッスンも行っていて、英語と中国語に対応している。
この日も板の装着方法から滑り方まで丁寧に指導が行われていた。

レッスンを受講した子どもの母親は「コーチは忍耐強く丁寧に教えてくれるし、とても良いレッスンだったと思う。英語のレッスンは私たちにとって、とても良い選択肢」と話した。
旧正月の大型連休により、今後も観光地は海外からの観光客でにぎわいそうだ。

ガーラ湯沢の営業戦略部米山浩一さんは「外国人だけでなく日本人の方も長いシーズンこれからあるので、遊びに来ていただければと思う」とさらなる観光客増加への期待を口にした。
(NST新潟総合テレビ)