社民党は29日、東京都内で党大会を開き、党首選で再選した福島瑞穂党首は、「今、憲法を守ろうとする人たちは、憲法を変えようという国家権力や人たちから総攻撃を受けている。社民党も例外ではない」とした上で、「社民党は残らなければならない。私はそのために先頭に立って奮闘する。社民党を壊そうというあらゆる勢力と戦う」と強調した。
一方、党大会に来賓した出席した労働団体の幹部からは、社民党の対応に厳しい意見が出た。
全国労働組合連絡協議会の渡辺洋議長は挨拶で、党首選後の会見で敗れた大椿裕子氏に発言をさせなかった対応について、「落選者に発言させないという判断が、集まった記者から追及されて混乱したと承知している。SNSや新聞でも広く取り上げられたが、拡散された中身は、私から見てネガティブなものばかりだった」と指摘。「せっかくマスコミに取り上げられたのに、混乱への言い訳に終始したという印象しか残っていない」と苦言を呈した。
さらに渡辺氏は、沖縄県名護市辺野古沖で船が転覆し修学旅行中の高校生ら2人が死亡した事故について、「社民党の記者会見での発言は、犠牲者への哀悼の意が述べられたものの、事故は基地の存在が招いたと言わんばかりのものだった」と強調。そして、「どう見ても海難事故であり、事故の責任は、ひとえにボートの運営主体にある。反基地運動は正義だと思うが、いかに正義であっても、その責任は軽減されてはならない。そうした自覚が、あまりにも希薄ではないかと思わざるを得ない」と述べた。