(1)食物繊維を取る
食物繊維をたっぷり取ろう。とくに、海藻やキノコ類などに含まれる水溶性の食物繊維を意識的に取るとよい。

(2)就寝・起床時間を固定して、生活習慣を整える
就寝・起床時間を固定することで、自律神経を整えて健康的な排便リズムを取り戻そう。睡眠時間が短くなると食欲を抑えるホルモンが減少するため、早寝して睡眠時間をしっかり確保して。また、日光に当たると、食欲を安定させる働きもあるセロトニンが合成されるため、日光に当たるのもダイエットに良い習慣だ。

(3)水分を取る
便通をよくするためには十分な水分を取ることが必要。とくに冬は水分摂取量が減る傾向にある。運動量が少ない女性の場合、目安は1日1.5~2リットル。
それでもダメなら「運動習慣」を
上記の3点を実践しても体重が戻らない、あるいは体重も増えて体脂肪も増えているという場合は、生活習慣の問題で太ってしまった可能性がある。
「その場合、食事・睡眠・運動量を太り始める前の生活習慣に戻せば、体重も元に戻ります」
ここで計太さんが強調するのは、食事制限による減量にとらわれすぎないでほしいということだ。
「食事制限はツライですが、『体重を減らす(減量)』という目的に対しては結果を出しやすい方法です。ただ、ダイエットの意味は本来、健康維持・増進活動のこと。減量とは分けて考えなければなりません。本来の“ダイエット”をおろそかにして減量をしてしまうと、慢性的なエネルギー不足になり、体調を崩す場合も少なくありません」

そこで計太さんは、食事制限よりも、先述した(1)~(3)に加え、運動習慣を身に付けることを勧める。