引き締まった体になりたいなら、毎日の「食事」も大切。プロテインをよく飲んでいるなら、どのようにしていけばいいのか。

現役ボディービルダーで体づくりの専門家、バズーカ岡田さんに、体づくりと健康を両立する食生活のヒントを聞いた。

噛む食事で「満足感」を高める

「無理な食事制限をして筋肉が落ちると、エネルギーを体脂肪として蓄えやすくなります。簡単に言うと“太りやすい体”になるんですね」

皆さんは「体を引き締める」と聞くと、食事制限を思い浮かべないだろうか。岡田さんは「内容やタイミングを調整して、むしろ食べるべき」とアドバイスする。

噛むことが満足感につながる(画像はイメージ)
噛むことが満足感につながる(画像はイメージ)
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重要なのは、毎日の3食(朝昼夕)に“固形物”を食べること。プロテインのドリンクはサラッとしている分、噛まないので「満足感を得にくい」側面もあるという。

その分、間食が増えたりして、カロリーオーバーにつながりやすいそうだ。

「プロテインを食事代わりのように飲んでいる人は、1回でも多く固形のリアルフードに変えられないか、考えてみてください」

脂質×炭水化物を避けよう

実際の食生活で工夫できることはあるのか。

岡田さんは、人間の体が太るか痩せるかは、摂取したエネルギー(カロリー)と消費したエネルギーの収支で決まるが、「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の摂り方でも変わると話す。

脂質と炭水化物の組み合わせに注意(画像はイメージ)
脂質と炭水化物の組み合わせに注意(画像はイメージ)

脂質と炭水化物は、体に必要な栄養素だが、この2つの組み合わせは太りやすいそう。一緒に摂らないことを意識するだけでも、体型のコントロールが期待できるそうだ。

例えば、こってりしたラーメン、クリームたっぷりのケーキなどは避けたいところ。ただし、炭水化物は体を動かすための“ガソリン”でもあるので、白米などを無理に制限はしなくてもいい。