熊本県立熊本商業高校の生徒と山崎製パンが、県産の食材を使ったランチパックと牛乳プリンを共同開発した。商品の売り上げの一部は能登半島地震の復興を支援する。
熊本県産和栗と牛乳使った新商品を開発
1月14日に熊本県庁を訪れたのは、熊本県立熊本商業高校の生徒と山崎製パンの関係者。

熊本県産の和栗を使ったランチパックと県産の牛乳を使用したプリンを共同で開発し、白石伸一教育長に報告した。

この商品は1個当たり1円が能登半島地震の被災地に寄付されるという。熊本商業高校・マーケティング部の道面幸奈部長は「石川県に甚大な被害をもたらした能登半島地震の復興に、熊本地震を経験した私たちが携わることはできないかと考えました」と話す。
和栗だけでなく“思い”が詰まった商品
また、県庁では販売会も開かれ、県の職員などが買い求めていた。

商品を購入した人たちは「熊本の産品を活用していていいなと思っています」や「同じ被災地ならではで応援したいなと思っています」と話した。

熊本商業高校マーケティング部の平原悠翔さんは「販売していて楽しいし、やりがいも感じられます。牛乳プリンは甘いので誰でもおいしいと感じられる商品です」とアピールした。

また、道面部長は「(ランチパックは)熊本県産の和栗を使用して、さっぱりとした甘さが特徴的な商品となっています。私たちの復興支援の思いがたくさん詰まった商品です。おいしく味わい、一緒に復興支援を目指しましょう。ぜひ、お買い求めください」と呼びかけた。

この商品は九州で2月まで販売が予定されていて、すでに約10万個が売れているという。
(テレビ熊本)