さっぽろテレビ塔が実は3メートルほど小さかったことが分かった。
一体どういうことなのだろうか。
さっぽろテレビ塔が縮んだ?
この記事の画像(7枚)さっぽろテレビ塔の高さは、これまで「147.2メートル」と公表されていた。
しかし、約3メートル低い「144メートル」だったことが判明したのだ。
「えっ!?縮む?どういうこと?」(札幌市民)
「下に沈んだってこと?」(札幌市民)
「縮んだんですか? 何でですか?」(札幌市民)
だれもが不思議に思うこの現象。
1956年に完成したとき、テレビ塔は間違いなく147.2メートルだった。
しかし、2005年、地上デジタル放送に移行する工事で先端部のアンテナを撤去。
その分、3.2メートル縮んだのだ。
ちなみに3メートルはどのくらいの高さかというと、バスケットボールのリングまでの高さである。
つまり、アンテナの先についていたバスケットボールのゴールが取れたようなイメージだ。
本当は「144メートル」だった
20年近くこの事実を“隠していた”理由をテレビ塔の担当者は。
「理由は特段ない。2005年のときに皆さんへの告知をしなかったために、札幌市の文献や外部のウェブサイトには『147.2m』が残ってしまった。うやむや、あいまいなまま来てしまった」(さっぽろテレビ塔 広報担当者)
今になって、なぜ3.2メートル縮んだことを公表したのか。
「国の登録有形文化財に申請していて『正しい高さでの申請が必要』となった。もう一度確認したところ『144m』ということだったので、これで晴れて『144m』で皆さんに周知できればと」(さっぽろテレビ塔 広報担当者)
「144mですね、正解は。はい! 大丈夫です」(札幌市民)