MLBナショナルリーグの2024年最優秀選手(MVP)が日本時間11月22日に発表され、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が、アメリカンリーグのロサンゼルス・エンゼルスに所属していた2023年に続く、2年連続3度目のMVPに満票で選出された。DH専任でのMVP受賞はMLB史上初の快挙だ。

MVP受賞の瞬間を、茶色のジャケット姿でソファに座り、リラックスした様子で見守っていた大谷選手。隣には真美子夫人が座り、愛犬デコピンも待機していたが、受賞の知らせを受け、全員笑顔で喜びを分かち合っていると、デコピンが逃走するハプニングもあったが、大谷選手は真美子夫人とグータッチして喜びを表現した。

大谷選手は受賞後のインタビューで、「ドジャースの一員として、代表してもらったと思っている。シーズンもそうですし、ポストシーズン、ワールドシリーズもみんなでつかみ取ったものだなと思ってます」とチームでつかみ取った事を強調。

大谷選手は今回で3度目のMVP受賞だが、これまではピッチャーとバッターの二刀流で評価されてきた。DH専任となった今シーズンはMVPを取れないと思っていたのかと聞かれると、「MVPを取りたいという感じで、シーズンはもちろん入ってはない」と応じた。

また今シーズンで一番誇りに思っていることは?との質問にはワールドシリーズでの勝利と明言。「僕が代表として、チームの代表としてもらった賞だと思っているので。また来年も引き続きチームみんなで頑張れるように。今リハビリしているので、また復帰してシーズン頑張りたいなと思っています」と、再びチームでつかみ取ったMVPだと強調し、来シーズンへの意気込みも語った。

来シーズンはピッチャーとしての活躍も期待されているが、メジャーナンバーワン投手に贈られる「サイ・ヤング賞」とMVPの同時受賞もあるかと聞かれると、「そうなれたらもちろん最高ですし、まずは復帰してしっかりともう1回さらに強くなったパフォーマンスを出して、自信を持ってマウンドに上がるのがまず目標かなと思います」と語った。

プライムオンライン編集部
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