11月15日から開催される「ひろしまドリミネーション」。約100万のLEDライトが優しく華やかに夜の街を照らす。11日、試験点灯が行われた広島市中区の平和大通りは本番さながらの幻想的な光に包まれた。

冬の訪れ告げるイルミネーション

広島の冬の風物詩「ひろしまドリミネーション」が11月15日から50日間、平和大通りを中心に開催される。

「映えてますか?」と中継するテレビ新広島の前田拓磨アナ
「映えてますか?」と中継するテレビ新広島の前田拓磨アナ
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宝石の城をイメージしたイルミネーション「ジュエルキャッスル」はまさに写真映えするスポット。使用しているLEDライトの数は5万7000個で会場内で最も多い。この「ジュエルキャッスル」に入って空を見上げると…そこには無数の光が星のように広がっていた。

一方、ひときわ存在感のあるイルミネーションは高さ25メートルの「光のツリー」。平和大通りの大きな樹木が光の筋に彩られ、少し離れた場所から見ても迫力がある。樹木の装飾には“見る位置によって光の表情が変わる”という独自のLEDライトが使われていて、ゴールド、シャンパンゴールド、ピンクゴールドの3色の輝きを楽しめる。

試験点灯が行われた11日、偶然通りかかった人たちは「もうすぐ冬かな、年末かなという感じがします」「きらきらしていてきれいです。華やかで温かい気持ちになります」と話した。

「竹細工職人」とコラボした和の光

「ひろしまドリミネーション」はA~Lの12エリアで構成され、2024年は「家族連れ」と「大人向け」のエリアを設けている。

竹細工による球体のイルミネーション
竹細工による球体のイルミネーション

その中でも大人をターゲットにした「E」と「H」のエリアは、やわらかい光を放つ“竹細工”のイルミネーション。増え続ける外国人観光客にも広島の魅力を伝えるため、竹原市の「竹細工職人」とコラボレーションしたという。竹細工の球体やタワーを幻想的に照らし、落ち着いた空間を演出している。

1本1本、細い竹を組み合わせた光のタワー
1本1本、細い竹を組み合わせた光のタワー

また会場には飲食ブースが設置され、曜日限定でスイーツと日本酒の飲食も楽しめる。

「ひろしまドリミネーション」の開催期間は2024年11月15日~2025年1月3日、点灯時間は午後5時半~午後10時半(初日のみ点灯式のため午後6時~)。平和大通りを中心に商業施設や広島駅周辺など市内中心部一帯がライトアップされる。

(テレビ新広島)

テレビ新広島
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