まれにみる大接戦が繰り広げられているアメリカ大統領選挙は、日本時間の5日夜、投票が始まります。初の女性大統領誕生か、あるいは返り咲きか。各地では、選挙結果を受けた混乱も予想されています。首都ワシントン・ホワイトハウス前から千田淳一支局長の中継です。
千田淳一ワシントン支局長：
ホワイトハウス周辺では、暴動を警戒してフェンスの設置が進んでいて緊張感が高まっています。ハリス、トランプ両候補は、選挙戦最終日、勝敗を左右する激戦州で支持を訴えています。
ハリス氏：
投票まであと1日だ。私たちは勢いに乗っている、勢いは私たちの味方だ。
民主党のハリス副大統領は勝敗を左右すると言われ、陣営が最も重要視しているペンシルベニア州の4カ所で深夜まで演説を行い、締めくくりには人気歌手のレディ・ガガさんがかけつけ支持を呼びかける予定です。
トランプ氏：
皆、4年間待っていた。この日だけは投票に行ってくれ。金はいらない。ただ、1票を投じてほしい。
共和党のトランプ前大統領は7つの激戦州のうちノースカロライナ、ペンシルベニア、ミシガンの3つの州で最後の訴えを行います。
最新の世論調査では、2人の支持率はともに48．5％と互角で、どちらも一歩も引かない状況です。
アメリカ史上、初めての女性大統領が誕生するのか、あるいは2人目の返り咲きとなるのか。注目の大統領選挙の投票は日本時間の5日夜8時から始まります。
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