12日、13日にさいたまスーパーアリーナで行われた韓流博覧会に多くの来場者が集まった。韓国コスメやグルメが人気で、韓流は、ヨン様世代から親子3世代にわたって楽しめるブームとして、幅広い世代に親しまれている。
韓国から最新トレンドが上陸
毎年のように韓国のトレンドが日本でも話題になるが、最新の韓流トレンドのキーワードは「ヨンから3へ」だ。 今何が起きているのか、竹俣紅キャスターがトレンドの最先端を取材した。

竹俣紅キャスター:
コスメやグルメ・雑貨など、今、韓国で人気の商品が集まった「東京韓流博覧会」。 会場となった「さいたまスーパーアリーナ」には、12日と13日の2日間で4万人が訪れ大盛況となりました。その前日の11日に、グランドニッコー東京台場で行われていたのは商談でした。飛び交っている言葉は日本語の方が少なく、韓国語がほとんどでした。
約100社の韓国企業が日本の百貨店などに熱烈な売り込みをしていました。 わずか30分ほどの商談で、億単位の契約が次々と結ばれていきます。こうなると、どんな商品なのか気になりますよね。例えば、韓国のテレビ局の売店でしか買えないというサンドイッチ、その名も「K‐IDOLサンドイッチ」です。

韓国企業:
これが元々はアイドルさんしか食べられなかったっていう。その方々しか買えなかったというのがあるんですが、これらは、その方々が食べて、夢を見たっていう商品。
日本のバイヤー:
私どももこういったものを取り入れて、幅広いお客さんをつかみたいので、商談の方をうまく進めて購入したいと考えています。

まだ日本で販売されていない「K‐IDOLサンドイッチ」を、特別に竹俣キャスターが試食した。
竹俣キャスター:
真ん中が甘いです!イチゴジャム?一番下がコールスローで上はたまごサンドなんですけど、いちごジャムの酸味と甘みが両方加わることで、全体的にちょっと味が仲良くなっていて。不思議な感覚ですね!
若い世代向けの商品が多く目に付きましたが、実は新たなトレンドが始まっているそうなんです。
「ヨン様」から…20年続く韓流ブーム
KOTRA東京貿易館 イ・ビョンウク副館長:
第一次韓流ブームが皆さまご存じの通りの「ヨン様」から、それから「東方神起」とか「少女時代」「KARA」の第二次韓流ブーム、第三次がBTSとかですね。親子三代で皆さん楽しめる、そういうものがブームになる。

竹俣キャスター:
実は、ヨン様の来日から2024年で20年になります。 社会現象にもなった韓国ドラマ「冬のソナタ」、ペ・ヨンジュンさんに日本中が熱狂しました。この“ヨン様世代”から、途切れることなく20年続く韓流ブームは、今では幅広い世代でファンが根付いています。
きょうのテーマ「ヨンから3へ」というのは、「ヨン様世代から親子3世代」のことです。韓国コスメを扱っているブースでも、これまでとは違うやり取りがあったそうです。

韓国コスメブースの通訳:
きょうのお客さんのバイヤーは、メイクより肌に興味がある人が多くて、アンチエイジングの効果の高いものが好まれています。
韓国企業:
お手頃な値段で品質が良いので、それを求めている方たちに良いと思います。
竹俣キャスター:
なめらかで、お肌が綺麗に見えますね。お顔に塗ったらつるっと、ツヤっとすると思います。ナチュラルで、でもきれいにお肌が整います。
親、子、そして孫の3世代で楽しめる多彩なラインアップとなっていました。
乾燥マシュマロ「マロウポップ」に注目
竹俣キャスター:
出展全体の約6割がコスメということで、やはり韓国コスメは人気の高さがうかがえました。中には10億円を超える契約もあったそうです。

SPキャスター中村竜太郎さん:
今は第4次韓流ブームと言われていまして、コロナの時のおこもり需要の時にすごく広がりました。
竹俣キャスター:
これから「ブームが来るかも」といわれているのが、乾燥マシュマロ「マロウポップ」です。コロナ禍のおうち時間で、ちょっとカフェのように楽しみたい、そんな時に使われていたのがこの乾燥マシュマロです。味は綿あめのような感じで、食感はサクサクしていて、食感も見た目も面白くてかわいらしい商品です。
(「イット!」10月18日放送より)