古閑美保プロや上田桃子プロなど多くのプロゴルファーを育てた坂田信弘さんが亡くなった。76歳だった。

上田桃子プロや古閑美保プロ育てる

坂田さんはTKU熊本ジュニアゴルフ塾の塾長として、長年指導に携わるなど日本のゴルフ界の発展に大きく貢献した。

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TKU熊本ジュニアゴルフ塾は世界で通用するゴルファーの育成を目的に1993年に設立され、練習場代など塾生には金銭的な負担を一切負わせないという画期的なスタイルでスタート。

坂田信弘プロが塾長として、3人のコーチとともに全員ボランティアで指導に当たり、男女計28人のプロを輩出し、2016年3月に閉塾した。

中でも賞金女王に輝いた上田桃子プロや古閑美保プロをはじめ、笠りつ子プロなど日本のゴルフ界を代表する選手も多く育て上げた。

上田プロ「感謝してもしきれない大恩師」

上田桃子プロは「ショックというよりいまだに信じられない。“本当かな”という驚きの方が強い。感謝してもしきれない大恩師。まだまだ私たち坂田塾生の成長をどこからでもいいので見守っていてください。頑張りますという気持ち」と、恩師の訃報について答えた。

また、笠りつ子プロも「“もう会えない”と思うのがすごく寂しい。坂田プロのおかげで今の自分がいるし、坂田プロは厳しさの中にもたくさんの優しさが詰まっていた」と、塾生時代を振り返る。

31年続く『坂田信弘のゴルフ理論』にも幕

また坂田さんは1993年からTKUの番組『坂田信弘のゴルフ理論』に出演。ゴルフに関する技術的なアドバイスを自身がプレーしながら視聴者に分かりやすく伝えた。この番組は7月27日に最終回が放送され、31年の歴史に幕を下ろす。

坂田さんの家族によると、坂田さんは7月22日に福岡県の自宅で息を引き取ったということだ。76歳だった。

死因については本人の意向で公表しないとしていて、通夜・葬儀はすでに家族で済ませているということだ。

(テレビ熊本)

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