短時間に強い雨が降ると、排水処理が追い付かず浸水する「内水氾濫」が起きる場合がある。浸水による被害を最小限に抑えるため、事前にハザードマップでリスクを確認しておくことや、自治体などが出す情報に耳を傾けることが重要になる。そのほか、できることをまとめた。

事前の準備

1、家が浸水する恐れがあるので、事前に土のうを準備。
2、普段から家の近くの側溝などが詰まっていないか確認し、掃除をしておく。

避難の注意点

内水氾濫が起きる前に避難するのがベストだが、どうしても浸水した状況で避難しなくてはならない場合、側溝が見えにくく落ちて流される恐れもあるので、傘や杖を持って地面の状態を確認しながら進む。また、長靴は中に水が入ると動きづらいので脱げにくいひも付きの靴などがよい。

資料:いわき市・国土交通省東北地方整備局
資料:いわき市・国土交通省東北地方整備局
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さらに車で移動する場合は、アンダーパスは周囲よりも浸水しやすいため避けた方がよい。また、道路が冠水した道路を車で走行する際は、マフラーなどから浸水してエンジンが動かなくなることがあるので注意が必要。水深が車の床面を超えたら車での移動は控えたほうがよい。

資料:国土交通省
資料:国土交通省

災害時は、事前の情報収集と早めの避難が重要だ。避難が危険な場合は、より高いところに避難する垂直避難も方法の一つ。周囲の状況を確認し、命を守る行動を。

(福島テレビ)

福島テレビ
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