2)地すべり
傾きが比較的緩やかな斜面が、家や生えている木なども一緒に塊のまま、広範囲にわたってすべり落ちていく現象。

【起こりやすい場所】
・水を通しにくく滑りやすい、粘土の地層が広がっている
・水のしみこみやすさが、大きく違う地層が重なっている
・斜面の傾きと、地層の傾きが同じ

NPO法人「土砂災害防止広報センター」HPより(※イラスト著作権は同法人に帰属します)
NPO法人「土砂災害防止広報センター」HPより(※イラスト著作権は同法人に帰属します)

【主な前触れ】
・湧き水が増える
・風もないのに山の木がザワザワしたり、木が裂ける音・木の根が切れる音がする
・地鳴りや山鳴りが聞こえる
・池の水が濁ったり、急に増えたり減ったりする
・地面にひび割れや段差ができる

3)崖崩れ
雨や雪解け水、地震などにより、急な斜面が突然崩れ落ちる現象

【起こりやすい場所】
・5m以上の高さがある
・傾きが30度以上で急である
・ひびが入っていたり、表面に大きな石が飛び出している
・湧き水が多い
・崖の下よりも、上の方が張り出している
(雨でなくても、地震や強風などでも崩れる危険)

NPO法人「土砂災害防止広報センター」HPより(※イラスト著作権は同法人に帰属します)
NPO法人「土砂災害防止広報センター」HPより(※イラスト著作権は同法人に帰属します)

【主な前触れ】
・崖から急に水が湧き出たり、今までと違う場所から新しく水が湧き出たりする
・湧き水の量が急増したり、噴き出したり、逆に止まったりする
・湧き水が濁る
・崖にひび割れができたり、崖が膨らんだりする
・崖の上の木が、揺れたり傾いたりする
・地鳴りがする
・崖から小石がパラパラ落ちてくることもある
※ただし崖崩れは、前触れがなくいきなり崩れてくることもある