兵庫県の電子マネー「はばタンPay+(ペイプラス)子育て応援枠」の情報漏えい問題を受け、斎藤知事は29日の取材で改めて謝罪するとともに、マイナンバーカードの画像が漏えいした疑いがあることから、「再発行の希望もあると思うので県としても対応すると述べるとともに「一定の補償をする可能性」にも言及しました。
■「はばタンPay+子育て応援枠」システム障害で34人分の個人情報漏えいか
今月23日、兵庫県が発行する電子マネー「はばタンPay+(はばたんペイ)子育て応援枠」でシステム障害があり、県は親子あわせて34人分の個人情報が漏えいした可能性があるとしています。
漏えいした可能性があるのは以下の情報だということです。
・「氏名」「住所」「生年月日」「性別」「電話番号」「メールアドレス」
・本人確認資料の画像データ(マイナンバーカード、こども医療費受給者証、母子手帳)
■斎藤知事「改めて個人情報漏えいについてお詫び申し上げたい」
この情報漏えいについて、斎藤知事は29日の取材で改めて謝罪し、次のように述べました。
【斎藤知事】「改めまして今回、『はばタンPay』による個人情報が漏えいしたということについてはお詫びを申し上げたいと思っております。
最大で34名の方の個人情報が漏えいしたということで、漏えいされた、対象となった方については、お詫び申し上げるとともに、個別にしっかりと丁寧に説明・フォローをさせていただきたいと思っています。
システム・内容についてはしっかり確認をして、先般、月曜日から受け付けを再開したというところでございます。
県民の皆様におかれましても、不安をおかけしたということは申し訳ないと思っております」
■「マイナンバーカード再発行手続きできるだけ対応 一定の補償も」と言及
【斎藤知事】「対策はしっかり万全にして参りますので、申し込みの方をお願いしたいというふうに思っております。
一部マイナンバー関係が流出したということで、これについても大変遺憾であり、申し訳ないと思っておりまして。
内閣府等に必要な対応をしているというところでございまして、県としてもしっかりその状況は受けとめて、再発防止に努めていきたいと思っています」
(Q.漏えいした方にはマイナンバーの変更の希望もあると思うが?)
【斎藤知事】「そうですね。やはりご不安に思われている方については、マイナンバーカードの再発行手続きを取るというご希望もあると思いますので、しっかり県の方もできるだけの対応をしていくと。
具体的には一定の補償も可能性としては(あります。)法的な問題もあると思いますので、顧問弁護士などと相談しながら、できる限り対応していきたいというふうに思っています」