生産量日本一を誇る山形・東根市で、一足早くサクランボ狩りが楽しめる、温室のサクランボ観光果樹園がオープンした。露地もののサクランボは今、開花の時期だが、加温ハウスの中では真っ赤なサクランボが実っている。2024年も甘くておいしいサクランボに仕上がっているという。

“日本最速”のサクランボ狩り

「日本一早くサクランボ狩りが楽しめる場所」として4月18日にオープンしたのは、東根市にある2つの「温室観光サクランボ園」。このうち神町りんご研究所では、JAや観光関係者・地元の園児が参加して、セレモニーが行われた。

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セレモニーが終わると、子どもたちはさっそくハウスの中へ。手が届く場所を探しながら真っ赤に実った佐藤錦をもぎ取り、いち早く初夏の味覚を味わっていた。

参加した神町幼稚園の園児からは「おいしい! このくらいおいしい」「甘酸っぱい!」「すごかった! 赤くて丸くてかわいいところが好き」などの声が聞かれ、好評な様子だった。

暖冬や3月の低温の影響で、木によって生育具合に少し差が出ているというが、温度と湿度の管理を徹底し、品質は申し分ないという。コロナ対策として2023年まで行っていた検温や人数の制限もなくなり、多くの人が訪れることが期待される。

神町りんご研究所・須藤一元さん:
味・粒の大きさ、大変甘くておいしいサクランボができた。お客に「おいしい」と言ってもらう、その一言で元気が出る、それに尽きる。お客に喜んでもらいたい。楽しみ

東根市では、温室の観光サクランボ園がゴールデンウィークまでに計8カ所オープンし、6月上旬まで楽しめる。その後、露地ものへと移り、サクランボ狩りは7月上旬まで楽しめるという。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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