満開を迎えた長崎の桜。市内のホテルでは食事をしながら桜を愛でることができるプランも提供され、この時期だけの期間限定とあって人気を集めている。
桜色のロゼワインで乾杯
長崎市のシンボル・稲佐山の中腹にある稲佐山観光ホテル。ガラス窓一面に満開の桜が広がる館内のレストランでは、2019年から毎年この時期に「桜御膳」を提供している。長崎産のタイの桜蒸しや桜の葉で包んだタコの煮物など春らしいメニューだ。
この記事の画像(6枚)ホテルの一角にはすぐ目の前に桜を楽しめるスポットもある。長崎港も広がっていて、長崎の景色を独り占めできる。
利用客からも「室内で桜を見ながら食べられるのがいい。快適においしいものを食べられる」と好評だ。
夜は稲佐山の中腹から望む長崎の夜景と桜のコラボレーションが楽しめるのはこの時期ならではの贅沢な時間だ。
稲佐山観光ホテルの高木博允さん(高ははしご高)は「桜自体も短い期間しか咲かないのできれいな時期に料理とともに楽しんでいただければ」と話す。限定プランの提供は今月7日までとなっている。
満開から散りゆく桜へ
暖冬のはずが開花が遅れ、足踏み状態が続いていた2024年の桜。3月末の開花宣言から一気にほころび、長崎では4月2日に満開宣言となった。
400本以上の桜が咲き誇る大村市の野岳湖公園では、園内の広場で花見を楽しむ家族連れの姿があった。
長崎は6日土曜日は再び雨の予報。週末にかけては散りゆく桜を楽しむことができそうで、この時期ならではの趣のある光景が広がる。
(テレビ長崎)